コロナウイルス感染対策にともなう、ワンちゃん・ネコちゃんの予防処置について
一般的な動物病院では春の予防シーズンのため、①狂犬病ワクチン、②混合ワクチン、③フィラリア予防薬、④ノミダニ予防薬など、必要な予防薬の準備を始めています。
このうち、①、②については数週遅れたとしても大きな問題にはなりません。③については5月末からの準備で大丈夫です。また、④についてはお薬の処方はすぐに可能です。
①、②のワクチンについては、最新のワクチン接種ガイドラインから、主要なコアワクチンの効果は12ヶ月ですぐに切れることはないことがわかっています。前年の接種から数週から数ヶ月程度の遅れがあってもワクチン抗体価が急激に減少する可能性は低いため、過度な心配をする必要はないと考えられています。
また③のフィラリアは、蚊が媒介する寄生虫です。感染後に成長したフィラリアの子虫を薬で駆除します。例年東京都では5月末からの予防をおすすめしています。
したがって、④のノミダニ駆虫薬以外は急いで予防を始める必要はありません。ノミダニ薬についても体重がわかればすぐにお出しすることができますので、ご安心ください。
駆虫薬の処方では、お待たせする時間が少ない、ご予約でのご来院をおすすめしています。ご予約はお電話で承っております。遠慮なくお問い合わせください。
ワンちゃん、ネコちゃん、飼い主様を含め、皆様が健康で幸せに過ごすことができますよう、スタッフ一同祈念しております。
院長 高橋